親が辛い人のための日記

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自傷癖は悪い癖?

こんにちは、まーるです。

今回は自傷癖についておしゃべりしたいと思います。
自傷癖といえばリストカットと考える人が多いですが、
身体を切りつける・血を出す・噛む・髪を抜く・刺す・叩く…などです。
ちなみに私は物心がついた時から爪を噛む癖があります。


私は家族の前で爪を噛んでいると、いまでも「やめなさい!」と怒られます。
怒られるので私も悪いことなんだなー。と思いこんでいました。

なのでこのあいだカウンセリングに行った際に相談してみました。
ここからは先生と私の会話を書いていきます。


私「爪を噛む癖がやめられないんです。どうしたら辞められるんでしょうか…」
先生「う〜ん、なんでやめたいの?爪を噛むことでどんなことが生じるの?」
私「見た目が汚いし、深爪するまで噛んでしまって痛いし、爪で何かをこすったり開けたりすることができなくて不便なんです。それに親にも怒られます」
先生「そっか。親に怒られるんだ…つらいね。それはとってもつらいね。でも僕は爪を噛むことをやめる必要はないと思うし、いけないことだとも思わないよ」
私「えっ…?どうしてですか?」
先生「人間は不必要な行動はしない。今のまーるさんにとって爪噛みは必要な行為なんだよ」
私「な、なるほど…?でも、やめられるならやめた方がよくないですか?」
先生「う〜ん、だけどね、まーるさんは「親から与えられた苦しみのせいで、不便や痛みを背負ってまで爪噛みしなきゃならなくなった」んだよ。そのボロボロの爪はまーるさんが頑張ってきた証なんだよ。」
私「なるほど。確かにそうですね…。何となくわかります」
先生「それに今やめたら別の自傷をするんじゃないかな。
だからね、爪噛みをしなきゃいけなくなった自分をまずはよしよしって撫でてあげて。頑張ったね、偉いねって。
治療がもっと進めばきっとその癖は自然に治るから。」


こんな感じでした。
いけないことだと思っていたので、「必要なこと」と言われてなんだかビックリしましたが、すっと受け入れることができました。
これは爪噛みだけでなくすべての自傷行為に言えることだと思います。
なんというか…そんな視点があったんだ、身近にそんな考えができる人がいるんだ。と新しい世界を見たような気持ちになりました。
そしてなんだかしっくりきました。
必要なことしてただけだったんですね。

だから、自傷癖のある皆さん、
やめる努力より治療してみてください。
毒親本を読むとか、カウンセリングに行くとか。
お金がなければ、ネットで同じような人を探したりしてもいいと思います。
一緒にがんばりましょう٩(●˙▽˙●)۶